<この記事を書いている人>
◆ 転職エージェント歴16年&自身も5回の転職を経験。
◆ 転職系の企業メディアの監修・コラム寄稿も実績あり。
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今回の記事は、会社・仕事に不満はないけど「なんとなく」転職しようかと考える方へ。
特に不満はないのに転職していいのか?と悩んでいる状態を解決する「正しい転職」についての内容をお贈りします。
これを読めば・・・
この記事を読んでいただければ、何が「正しい転職」かを理解できます。
そして、なんとなくの転職で悪循環になるのを事前に防ぐことができます。
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【2024年最新】第二新卒・短期離職向け転職エージェント15選+α
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こんな方にオススメ
- なんとなくもう転職したいと思っている
- 今の会社に特に不満はないけど転職したい
- 不満がないのに転職をすべきかどうか迷っている
目次
【会社・職場】不満はないけど転職?「なんとなく」を避ける3原則
転職を考えるのは「全く不満がない」わけじゃない
転職を考える方、転職活動をしている方にはそれぞれに「理由」があると思います。
あなたに質問です
あなたが転職を考える、転職活動をする理由はどこにありますか?
そしてあなたの考える「正しい転職」の正解はどこにあるでしょうか?
特に大きな不満はないけど転職をしようかと考えていませんか?
SNSでも同じような意見を目にします。
全く今の職場環境に不満はないけど、東京の上層部が嫌いすぎてたまーに資格一覧とか転職サイトとか見ちゃうな最近
— おちゃこさん (@Otyaco02) July 5, 2023
大部分は不満なしだけど・・・
- 収入面の不満
- 通勤面の不満
- 人間関係の不満
- キャリアアップへの不満
と言ったように「一部分だけの不満」で転職に動くことが多いのが転職の現状です。
中でも実に転職理由の9割が「人間関係の不満」と言われています。
参考
ボーナスが少ない、休みが少ないと言う理由から転職か?と悩む方はぜひ下記もご参照くださいね。
-
【ボーナス】少ない!出ない!転職したい!3つの後悔しないポイント
-
【転職理由】休みが少ないから転職したい!良い会社選びの注意点3選
なんとなくの転職はループに陥る危険性
私は16年にわたり転職エージェントをしてきました。
その経験の中で数多くのパターンの転職希望者の方をサポートしました。
その経験から言うと・・・
注意
「なんとなく」での転職は「リスク」を伴います。
今の会社から転職に動くための「正しい理由」をはっきりさせる必要があります。
「正しい理由」での転職とは・・・
ポイント
同業界・同職種への「横スライド」ではありません。
キャリアアップの「縦ステップの転職」です。
横スライドの転職をしても、遅かれ早かれ「同じような不満」は出てきます。
一度経験しているから「またか・・・」と業界自体に将来が見えなくなる。
しかし年齢も重ねており未経験業界への転職が難しくなる現実が待っています。
少々乱暴な表現かもしれませんが・・・
注意
「不満だけを原動力」としただけの転職。
これは本来の「正しい転職」ではないんです。
次の項目で、「正しい理由での転職」が重要な背景。
そこに向けた今の思考・行動について次にお伝えします。
check>>ブラック企業排除の求人でホワイト転職を【第二新卒エージェントneo】
参考
昭和では美徳だった「転職したことがない人」か抱えるリスクについては下記で解説しています。
合わせてご参照くださいね。
-
【転職】転職したことない人が抱えるリスク。すぐ取れる3つの回避策
不満はないけど転職する前に「正しい理由」が重要な背景
転職しない方がいい不満に関する調査結果
ビズヒッツ社が転職経験のある男女500人にアンケートを取りました。
「転職しない方が良いと思うケース」についてです。
アンケート回答者の属性は下記のようになっています。
アンケートの結果「転職しない方がいい人」の結果は下記のようになりました。
不満がないけど、と言いつつも上記のいずれかに当てはまっていませんか?
特に上位の「人間関係」「仕事内容」「収入」は今の状態がずっと続くのではなく変化していくもの。
私がサポートした方でも「不満がないけど転職したい」という人の多くが・・・
ポイント
アンケート結果の「下位の回答」に当てはまっていることが多い現状がありました。
不満はないけど = ちょっとした不満。正しい理由にする必要あり。
冒頭の項目の通り「正しい転職」の定義は、「上昇志向による環境変更」だと言えます。
後ろ向きではなく「前向きな理由」ということですね。
前の会社の不満を転職理由に出しても面接が通るわけがありませんもんね。
いくつか例を挙げると・・・
< 正しい転職の例 >
現職での実績を持って今より上位職への挑戦(レベルアップ)
若い会社で自由裁量を持って自発的に動いていく(スタートアップ)
身につけたノウハウを持って異業種で自分の力を試したい(マッシュアップ)
これらには次のチャレンジのための「確かな実績」と「確かな動機」が伴います。
企業の人事から見ると、会社に不満を持った人よりも、実績を積んでステップアップを考えている人が欲しいもの。
そこに「収入」や「人間関係」などの不満が入ってくると・・・
注意
今後同じような不満が起こった時に再転職されてしまうのではないか?
相手企業にこのように構えられてしまう。
またあなた自身もそうした「悪循環」に陥ってしまう可能性が高くなります。
不満がないなら本来転職は考えないはず
とは言え、転職には今の状況に「ちょっとした不満」はあるのも現実です。
これが「不満はないけど転職したい」の正体であることがほとんどです。
本当にないなら転職を考えたりしないですから。
なので、転職するかどうかの判断材料に・・・
ポイント
あなた自身の「過去・現在・未来」の3つのカテゴリでのストーリー作りをしてみてください
これを前提にしたものでなければ良くて現状維持の「横スライド転職」になってしまいます。
もう一度。
ポイント
正しい転職は、同業界・同職種に「横スライド」ではない。
経験に新たに加える「縦ステップ転職」だということを念頭に置いてほしいと思います。
次の項目では、不満がないままなんとなく転職に動いてしまう前に、確認してほしい「正しい転職のための3原則」を解説します。
参考
先ほどのアンケートの「人間関係」がいいけど転職したいと思う方はぜひ下記もご参照くださいね。
-
【転職】人間関係はいいけど辞めたい!経験と人脈を広げられるサイン
不満がないけど転職する前に知っておく「正しい転職3原則」
正しい転職の3原則
- 現職での業務で実績を出すことに集中
- 正しい転職は「横展開ではなく縦展開」
- 転職は「あなたと言う商品を売り込む営業」の場
順に説明しますね。
1.現職の業務で実績出すことに集中(フォーカス)
今、漠然と未来の転職を考えているのであれば、まずは「今の業務で実績を出す」ことにフォーカスしましょう。
ポイント
実績を積んで行った先に「目指すもの」が見えるはずです。
それが現職で叶えられる環境がなければ、その環境がある企業へステップアップの転職をすることで
- 自然と任される仕事の質が上がる
- 収入・ポジションも比例してついてくる
こうした道筋が出来上がってきます。
今の会社でやれることをやり尽くし、その先の仕事ができる環境を探すというのが欧米での転職スタイルです。
日本の転職事情のおかしさを下記で解説していますのでご参照ください。
-
【転職】日本の転職事情はおかしい!世界との比較で見る間違いと本質
不満を理由に転職をする傾向の高い日本では、その点でまだまだ遅れをとっている状況だということ。
このことを知っておくだけで、これからのグローバル時代にも活路を見出せます。
探すポイントはココ!
- 今の仕事で身につけたことが「活きること」
- プラスして「覚えられること」が多い仕事であること
- 両方の経験を積んでいった結果、あなたのできることが増えること
このポイントを満たすものがないかエージェントの非公開求人にないか相談してみてください。
< 全体の7割が非公開求人 >
2.正しい転職は横スライドではなく「縦ステップ」
横スライドでは「良くて現状維持」と前項で書きましたが、収入も同じです。
同じ質の業務であれば企業規模によっては減額提示からのスタートになることも多々あります。
同じ仕事内容なのに給料が下がるのは誰だって嫌ですよね?
ポイント
- これまでの経験を活かして「新たにプラスオン」できるもの。
- そして待遇内容を「受け続けられる社風」であること。
この2点の情報を得ることが今回の転職を最後にできる要素です。
社風の「リアル」を知れる情報もエージェントは日々集めています。
メモ
私自身がその転職エージェントを16年経験しています。
求人サイトの募集広告や企業HPには絶対に書かれていないので要チェックです。
上記2点を満たした「縦ステップ転職」が収入のベース(土台)をあげる唯一の転職です。
まだまだ上がっていく伸びしろが眠っています。
3.転職は「あなたと言う商品を売り込む営業」の場
あなたに目に見える以上の付加価値(例:実績を納得させる人間性やプレゼン力)。
それが見出されればクライアント(採用企業側)は通常以上の金額でも欲しいと思うはずです。
私たちも普段の買い物で、付加価値があったら喜んでお金を出して購入しますよね?
採用も原理は同じです。
ポイント
採用企業にどれだけ「あなたの付加価値」を見出させるか?
自分を客観的にみるって中々難しいですよね。
私もエージェント時代、客観視して書類を添削したり、面接での対策を一緒に練っていました。
経験豊富な「第3の目」を活用して、転職という「人生のイベント」を成功させてください。
check>>不満を前向きに変換するプロフェッショナル【厳選エージェント13選+α】
check>>新卒時の情報不足を取り戻す【第二新卒専門エージェント15選+α】
< 転職は情報戦 >
不満がない転職は円満な関係✖️新しい関係=人脈の掛け算
不満を持って転職の繰り返し
過去の関係をそのつど清算
新しい関係を構築するたびにこれではもったいないです。
私も過去に給与未払いの発生などで望まぬ転職をして、そこで一緒に頑張った人たちとの関係が途切れてしまった経験があります。
ポイント
もしも不満がなく、漠然と考えているのであれば「惜しまれて卒業する人」になってください。
そしてその関係性は円満に継続させつつ、新たな環境で新たな関係を構築していってください。
ポイント
その「人脈の掛け算」と言う財産は、いつどこで交わり、あなたを救ってくれるかもしれません。
困難に直面したり、苦しい時には必ず助けとなる人が現れます。
その困難や苦悩は永遠には続きません。
そこには、正しい転職をして<人脈という財産>をどれだけ築けたかが大きく関わってきます。
なんとなくではなく、正しい転職の原則を知って、底上げされた環境の中、あなたがイキイキと働くことを心から応援しています。
参考
社員を信じない、裁量のない会社への転職を避ける「面接での質問の仕方」を下記で解説しています。
ぜひ合わせご参照くださいね。
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【面接】裁量がないから転職したい。3つの質問で自由度を見抜く方法
-
【2024年最新】総合力オススメ転職エージェント13選+α
-
【2024年最新】第二新卒・短期離職向け転職エージェント15選+α
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