<この記事を書いている人>
◆ 元転職エージェント(歴16年)&自身も5回の転職を経験。
◆ 転職系の企業メディアの監修・コラム寄稿も実績あり。
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今回の記事では、ボーナス(賞与)が少ない、出ないから転職したいと思っているあなたへ。
ボーナスあり = 年収アップではないこと、転職で気をつける点を解説します。
これを読めば・・・
この記事を読んでいただければ、冷静に「収入」への判断ができるようになります。
そしてそれがあなたの選択肢、働き方へ好影響を与えます。
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こんな方にオススメ
- 現職はボーナスが少ない
- 今年ボーナスが出なかった
- ボーナスのある会社に転職したい
目次
【ボーナス】少ない!出ない!転職したい!3つの後悔しないポイント
ボーナスを基準にした転職は危険
今の会社で
- ボーナスの金額が少ない
- 出るはずのボーナスが出ない
- そもそもボーナスの制度がない
そんな状況から転職したいと考えていませんか?
SNS上でも同じ考えを持つ方を多く見かけます。
とはいえあまりのボーナスの少なさに気持ちがいってる、希望年収絶対いってないし、あまりにも業務量だけが多いしつまらなすぎてまた転職か
— AKira@Fuel For The Fire (@ArikaK413088) February 29, 2024
今の会社で8年
昇給は全くなく税金等で出取りは減り、物価高で生活は本当に苦しい
ボーナスもほとんど出ないから年収も減った
現状から脱却する為に少しでも給料を稼げる様に転職を決めた
今日も社長と話し合い
僕としては一刻も早く辞めたい— ねこ (@kotetsu_001) September 19, 2023
ボーナスあるところに転職したい…
とはいえ今入っている所は半年だから、ある程度ノウハウ身につけてからなんだろうけど…
まああまりうろちょろはしたくないよな…— Meili (メイリー)@翻訳期間中 (@ashel0424) September 5, 2023
ニュースでは2022年の夏の国家公務員のボーナスが報道されました。
その内容は「平成以降で最大の減額」でした。
とはいえ、こういった公務員のボーナスに関するニュースを聞くと
- 「ボーナス金額がうらやましい」
- 「自分もこのくらいの額欲しい」
そう思うと思います。
しかし結論から言うと・・・
注意
ボーナス(賞与)あり = 収入アップとは限りません。
下手をしたら「月々の収入」が激減する可能性もあります。
労働基準法でボーナスの支払いは使用者の裁量に委ねられていて「義務とされていない」んです。
そのため、会社の経営状況によっては支給しないこともあります。
メモ
私が新卒で在籍した紳士服販売の会社では過去に業績が悪く「現物支給」として商品のスーツを賞与としたことがあったと聞いたことがありました。
帝国データバンクのボーナスに関する調査結果
帝国データバンクが調査した2022年の冬のボーナス調査。
2022年はロシアのウクライナ侵攻や、一時1ドル150円を超える円安などの不安要素の多い年でした。
しかし・・・
ポイント
回答したの11,510社のうち21.2%が「増加した」と答えています。
一方で「賞与はない」が前年より1.3%増えているのも気になりますね。
あなたの会社はどこに当てはまりましたか?
ボーナスだけを見て転職をすると「下がる危険」がある理由。
次の項目では、ボーナスの意味と知らないと損をするかもしれない理由について解説します。
check>>ブラック企業排除の求人でホワイト転職を【第二新卒エージェントneo】
ボーナスが少ない・出ないと転職する前に理解するべき内容
ボーナスの「定義」をもう一度おさらい
まずボーナスがどんなものか?ここをおさらいします。
< ボーナスの定義 >
つまり、支給金額が最初から決まっているものは「賃金」でボーナスはここには含まれないんですね。
支給方法については労働基準法には記載がなく、税法上でも扱いが違います。
ポイント
ボーナスは「評価」によって「金額が変わる」もの。
「必ず支払われるものではない」と理解しておくことが失敗しないためのポイントです。
求人票記載の実績は「過去のもの」で未来の保証ではない
求人票で「賞与◯ヶ月分」と書いてあるのを見たことがあると思います。
これが
- 昨年の実績なのか
- 夏、冬それぞれの割合
表面だけでは次のボーナスが同じかどうかはわかりません。
企業ごとに就業規則や就業条件明示書などで記載をしています。
しかし、ボーナスに関しては記載の義務はないのでここでトラブルの原因となることがあります。
内定した段階でしっかりと確認が必要です。
メモ
転職エージェントを利用している場合は、必ず聞いてもらうように頼みましょう。
最近は年俸制の会社も増えており、年俸の総額を12分割または14分割してボーナス分もそこに入れて、夏と冬に上乗せして支給するところも多くなっています。
注意
この場合は年収は増えても「月々が減る」という逆転現象もあり得ます。
せっかくボーナスがもらえる会社に入ったのに、通常の月収が下がってしまったら取り返しがつきません。
ポイント
これがボーナス(賞与)の有無だけで転職先を決めることが危ないという最大の理由です。
次の項目では、ボーナスの有る会社に転職を目指す場合に必ず確認するべき内容をお伝えします。
参考
仕事の幸福度が「年収とは関係がない」という研究結果から、何をやりがいにするかを解説した下記の記事もご参照下さいね。
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【仕事】幸福度の高い仕事の条件。年収とは無関係な3つのポイント
ボーナスが少ない・出ない理由での転職時の注意点
間違いのない転職のために
- 昨年度の支給実績を確認する
- 月々の収入額をしっかり確認する
- ボーナス有りへ転職+年収アップは難しい
順に解説しますね。
1.昨年度の支給実績を確認する
先に少し触れましたが・・・
ポイント
募集要項で「賞与○ヶ月分」とあった時、それが昨年の実績なのか?
ここを確認しておくと良いでしょう。
中には数年前の実績として掲載している場合もあり、この先同じように出ないとも実際にあります。
注意
ボーナスは「支給金額が決まっていない」という定義なので「大まかな目安」でしかありません。
転職エージェントサポートを使って転職した場合、エージェントはあなたの初年度の「想定年収」の30%を相場として企業から報酬を頂きます。
その際「報酬額」を決定するのに「年間の賞与は月給何か月分か」で明確に通知書として出してもらいます。
この時に有る程度の現状が見えたりしますので、利用している方はエージェントに確認してもらいましょう。
聞きづらい、騙されたくないという方は転職エージェントを使った転職活動を強くお勧めします。
< 迷ったら最初はココへ >
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2.月々の収入額をしっかり確認する
企業によっては「年俸制」でボーナスを含めた年収総額を14分割、16分割して支払っているところもあります。
< 年俸制の支給方法の例 >
- 14分割:12か月+(1か月分✖️2回)で支給
- 16分割:12か月+(2か月分✖️2回)で支給
ここで注意なのが・・・
注意
こうすると年収は上がったように見えても「毎月の給与額」が下がることもあります。
これではせっかくボーナスがある会社に転職できても、半期に1度しか嬉しさはなくなってしまいます。
ボーナスだけに目を向けず、今の生活との変化に目を向けることが大切です。
3.ボーナス有りへ転職 + 年収アップは難しい
業界や職種による給与額は「大体の相場」があって、業界内での差は業績によります。
年収が変わらずボーナスがついたら、前項のように月収が変わるかもしれません。
ポイント
あなた自身が
- 定期的に大きく受け取りたいのか?
- 毎月安定して受け取りたいのか?
ここを判断基準にするのがベストです。
相場がある以上、ボーナス有り+年収アップの転職には「それなりのアピール」が必要です。
ここはプロである転職エージェントにアピール方法を考えてもらうことをお勧めします。
採用する側が納得する経験と貢献できるポイントをはっきりと伝えられるよう整理しましょう。
「等身大のあなた」で評価が得られるよう対策をしていきましょう。
check>>ボーナスよりも「月額」を上げる転職を【厳選エージェント13選+α】
check>>新卒時の情報不足を取り返す【第二新卒エージェント15選+α】
< 転職は情報戦 >
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ボーナスが少ない理由の転職。月額と一時金を見極めよう。
一口に「ボーナス(賞与)」と言っても賃金とは別の「一時金」であることがお分かり頂けたと思います。
あなた自身が「転職に何を求めるのか?」がとっても重要です。
募集要項の表面だけを見ないで・・・
ポイント
より「具体的な内容を確認すること」は転職活動をする上で絶対に抜けてはいけないポイントです。
今一度「ボーナス(賞与)」を求めて転職するのが良い選択か?を見直す機会になれば幸いです。
ポイント
「ボーナス」と「毎月の賃金」をしっかり理解して選ぶことが成功転職への近道です。
仕事は生活のための「手段」。
転職は人生を豊かにするための「手段」です。
注意
その中で1つの項目だけを「目的」とすると失敗する可能性が有ります。
長い目で見て、あなたの生活が安定したものになる選択をしてくださいね。
あなたの悩みが解消されて、理想の人生を手に入れることを心から応援しています。
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