<この記事を書いている人>
◆ 元転職エージェント(歴16年)&自身も5回の転職を経験。
◆ 転職系の企業メディアの監修・コラム寄稿も実績あり。
◆ ブログ村、FC2ブログランク「転職」カテゴリ1位継続中。
◆ Twitterアカウントはこちら
今回の記事では、Yahoo知恵袋に寄せられていた相談内容をもとに「悪質な手口」を使う転職エージェントに対する防御策をお伝えします。
これを読めば・・・
この記事を読んでいただければ、質の悪い転職エージェントを排除することができます。
そして、あなたの行動で業界の質を向上させることができます。
-
【2024年最新】第二新卒・短期離職向け転職エージェント15選+α
-
【2024年最新】総合力オススメ転職エージェント13選+α
こんな方にオススメ
- 自分で応募したら「応募済み」と言われた
- 転職エージェントに勝手に応募されて困っている
- 応募した覚えのない企業から「お見送り」の通知が来た
目次
【転職】エージェントが勝手に応募?急かす悪質手口への3つの防止策
転職エージェントが勝手に応募をする実例
今や転職をサポートする転職エージェント企業の数はとても多くなりました。
私自身もいくつかの会社で合計16年、転職エージェントとして仕事をしてきました。
転職サポート企業は「登録する方」あってのお仕事です。
なので各社とも登録者を増やすために一生懸命に切磋琢磨して、そのサポート内容はとても良いものになってきています。
一方で、数が多くなると競争が激しくなって注意も必要なんです。
ほんの一部ですが
一部では「個人の考え」で「良くない行動」をするエージェントがいます。
今回はそれを撲滅するためにも警鐘を鳴らしたいと思います。
Yahoo知恵袋にこんな相談が掲載されているのを見つけました。
出典:Yahoo!知恵袋
転職エージェントが本人の意思を確認せず勝手に応募をして、通った企業を無理に受けさせようとしていると言う内容。
Twitterでも同じような内容を結構見かけます。
転職エージェントを3社併用しながら転職活動しているが、各社担当者との相性というか、支援内容の質が全然レベル違ってびっくり。
L社なんてこっちが頼んでもないのに勝手に大して興味もない企業への求人に応募されちゃう始末(꒪ཀ꒪)相性の良いエージェント見つけるのは大事...
— mxpx (@mxpx85) July 15, 2023
転職エージェントに勝手に求人に応募されて非常に不快な気分になった
— アド (@turbulent3930k) July 7, 2023
転職エージェント登録したら勝手に応募されて勝手に落とされるのなにwww
— Ria (@Riarururu01) June 9, 2023
まだありましたがこのくらいにしますが・・・
これはヤバイ!
完全にアウトです!
コンプライアンスにも違反してるし、「個人情報保護法23条」にも明らかに抵触します。
これは私が現役で転職エージェントをしている時にも実際にありました。
他社の転職エージェントが過去に勝手に応募していて、私が応募したことで発覚したというものです。
私が本人に求人案件を提示して「応募の意思」を確認が取れたので企業へ推薦をしたところ・・・
なぜ???
『もう他社から推薦を受け「不採用」の結果を出している』と言う回答が返ってきました。
念のためご本人へ応募したかを確認したところ、もちろん本人は応募した覚えすらないと言っていました。
しかもこの状況は1度や2度ではなかったんですね。
考えられないやり方です。
一生懸命頑張っている転職エージェントは皆同じことを思うでしょう。
転職エージェントの勝手な応募への「防御策」
これから転職エージェントを利用しようと思っている方には怖い内容かもしれませんが安心してください。
こういった悪質な転職エージェントに対する「防御策」があります。
利用登録後に行う最初のヒアリングの際に・・・
先手をうつ!
よくエージェントさんが「勝手に応募をする」と言うのを聞きますが、御社はそう言うことはないですよね?
と「釘を刺してください」。
後の項目で紹介する「具体的な方法」で、それやるとコンプライアンス違反ですよと遠回しに伝える・・・
ポイント
「コンプラ・チラリズム」です。
これをチラつかせることで先手を打っておきましょう。
一部の悪質な輩のせいでなぜ求職者側がこんなことをしなければいけないのか?
次の項目でその背景を解説します。
check>>ブラック企業排除の求人でホワイト転職を【第二新卒エージェントneo】
メモ
重ねてお伝えしたいのはこんな事をするのはたった一部の人間です。
そこはご理解頂き、どうか安心して転職エージェントを利用してもらえたらと思います。
転職エージェントを利用していて、応募企業がルールを破って直接内定などの連絡をしてくるケースもありますので、その内容については下記の記事を併せてご参照ください
-
【転職エージェント】通さず企業から直接内定?危険な連絡への対処法
転職エージェントが承諾を得ずに勝手に応募する背景
転職エージェントの勝手な応募の背景
これは転職エージェントがする「合否連絡」のスピードにも同じ背景があります。
-
【転職エージェント】合否連絡が来ない!遅い!回答連絡を得る3つの策
転職エージェントも『営業職』であるがゆえに・・・
無理なノルマ設定
その会社内で「数値目標」を高く設定、競わせるようなやり方をしていることに問題があります。
- スカウトメール からの返信率
- 一人あたりへの求人の提案数
- 企業への推薦回数
など、他にもたくさんありますが細かい「指標」で評価をしている企業もあります。
そうすると・・・
本来の目的を見失う
転職エージェントはこの数値をなんとか高くしようと、一人の求職者をできるだけ多くの企業へ推薦しようと考え出します。
これが
- しっかりと求人内容、メリットを伝えること
- 本人意思を「メール」などの文字で受け取ること
この流れを踏んでいれば問題ないんです。
転職エージェントがサポートより実績を追う
しかし求職者の方にも当然に選ぶ権利がありますから提案された求人を全て受けるとは限らないでしょう。
そこで自分の営業成績が下がらないようにするために・・・
違法な行動に走らせる
「承諾を得ず勝手に企業へ推薦する」と言う信じられない行動を取る人間がいます。
自分の知らないところで勝手に応募をされてしまっているとしたらいったいどう防げばいいのか?
次の項目ではその「具体策」を解説します。
特にこれから初めて利用される方はここを押さえておいて頂ければ問題ありません。
参考
知人紹介の「リファラル転職」が楽と考える方も多いですが私の実体験から危険性を下記で解説しています。
合わせてご参照くださいね。
-
【リファラル転職】知人紹介の転職は失敗する?デメリットと実体験
転職エージェントの『勝手な応募』を防ぐ3つの具体策
コンプラ・チラリズム具体策
- 「架空事例」での釘刺し
- 「メール」または「音声」で記録
- 応募の流れを「複数回」確認
順に説明しますね。
1.「架空事例」での釘刺し
これは利用登録直後の「初回ヒアリング」の時に使用します。
本当でなくても良いので「知人がトラブった」と伝えておく方法です。
「知人が転職エージェント利用してこう言うトラブルがあった」と言う・・・
架空事例攻撃
「架空の事例」で釘を刺しておく方法です。
最悪「あなたもこうなるよ」と示す効果があります。
勝手に応募をする転職エージェントはまさか裁判沙汰に発展するとは思っていません。
でも勝手にやったらそうなるよ?と言うイメージを持たせることが狙いで下記に続けます。
ヒアリングで一通り転職背景と希望を伝えたところで「今後の流れ」を確認します。
その際に・・・
< 架空事例の具体例 >
- 「以前、知人が別の転職エージェントさんで勝手に何社も応募されたらしいんですよ」
- 「今、争ってて大変そうで。御社は大丈夫ですよね?」
このやりとりは、もし実際にその手口を使っている人間なら「戦慄(大きな恐怖)」を覚えるでしょう。
もしそれ以降の連絡をしてこないなどあれば、担当エージェントの交代を企業に申し入れてください。
-
【転職エージェント】連絡がこない5つの理由。待たずに答えを得よう
2.「メール」または「音声」で記録
何だか疑ってかかるようで普通に頑張っている転職エージェントさんには申し訳ないのですが・・・
物理的記録攻撃
承諾なしに「勝手に応募をしない」と言うことを「メール」または「音声」で記録を残しておく。
これで実際に起きた時有利になり、相手方に伝えることで未然に防ぐことができます。
これも「1」の架空事例と合わせて「知人」がそうしといたほうがいいとアドバイスくれたので・・・と伝えてください。
電話面談の場合はその内容を録音して保管しておくといいでしょう。
またメールで求人を複数提案されたときは次のように確認してください。
< 返信を要求 >
- 「これは私が「応募する」と伝えたものだけ応募すると言う認識で良いですよね?」
- 「知人が以前、勝手に応募され争っているようなので一応確認でした」
このようにメールを送って「勝手に応募はしない」旨の返信を残しておいてください。
これ言われたら勝手にはできません。
注意
この手口を使うのは勝手に応募して「通ったところだけ」伝えてくる転職エージェントです。
つまり
「通らなかったところ」は言わない。
「どこに応募されたのか?」すらも分からないんです。
その可能性はこう言う手を使ってでも事前に防御しておきましょう。
3.応募の流れを「複数回」確認
これが一番自然な確認方法ですね。
前述の「1」と「2」は明らかに釘刺しで、この項目は「しつこく確認」です。
< しつこく確認を >
- 「求人提案から応募するまではどんな流れですか?」
- 「私が応募しますと言わない限り勝手に応募されることはないですよね?」
転職エージェントから必ず「ご本人意思の確認後」と言うワードを引き出しましょう。
ここで濁すエージェントは怪しいです。
「何度も確認するようで申し訳ないですが・・・」と複数回確認することをお勧めします。
当然の権利です
あなたの大事な「個人情報」です。
確認しすぎなくらい確認してOKです。
ーー
あなたのこれらの行動は
- 悪質な転職エージェントの悪質な手口を未然に防ぐ方法であって
- 悪質な転職エージェントを業界から締め出す正攻法でもあります
しっかり確認しておけばスムーズに通常の流れで活動が安心して進められます。
これは特に「応募を急かすタイプ」に有効です。
ぜひ安心して「自分中心の活動」を進めてくださいね。
check>>最強の情報源と非公開求人を【厳選エージェント13選+α】
check>>新卒時の情報不足を取り返す【第二新卒専門エージェント15選+α】
< 転職は情報戦 >
転職エージェントの勝手な応募を防いで明るい未来を
これらの方法でコンプライアンス違反を防ぐために「釘を刺す」ことは・・・
ポイント
- 「エージェントの質」
- 「人材業界全体の質」
これらの向上につながります。
もちろんあなた自身のより良い環境を掴むことと、その先の人生が豊かになるためにもなることは言うまでもありません。
メモ
繰り返しになりますが、この手を使うのは一握りの悪い輩です。
結論や回答を急かす転職エージェントには警戒が必要なのも現状です。
回答期限を守らない会社の危険性は下記で解説しています。
-
【転職活動】面接結果の期限を守らない。これが意味することと対処法
正しく防いでさえいれば心配は不要です。
今後もこう言った悪い手口を見つけた時、私はここで警鐘を鳴らし続けます。
あなたが望む未来に近づくように心から応援しています。
参考
頼んでいないのに担当エージェントが突然交代に!
その裏事情と対応策を下記で解説しているので合わせてご参照くださいね。
-
【転職エージェント】急に担当変更された!危険サインへの3つの行動
-
【2024年最新】第二新卒・短期離職向け転職エージェント15選+α
-
【2024年最新】総合力オススメ転職エージェント13選+α
【 当サイトはランキングに参加しています 】
よろしければクリックいただけたら嬉しいです。
人気ランキングサイト&にほんブログ村
「転職」カテゴリ1位を継続しています!