<この記事を書いている人>
◆ 元転職エージェント(歴16年)&自身も5回の転職を経験。
◆ 転職系の企業メディアの監修・コラム寄稿も実績あり。
◆ ブログ村、FC2ブログランク「転職」カテゴリ1位継続中。
◆ Twitterアカウントはこちら
今回の記事では、相談サイトに実際あった転職エージェント経由で応募した企業の行動。
あなたがこのケースにハマった時にとって欲しい行動、そしてそんな企業が危険な理由を解説します。
これを読めば・・・
この記事を読んでいただければ、入社前に企業の本質を知る事ができ、時間を無駄にせず「信頼を貯蓄」していく事ができます。
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こんな方にオススメ
- 転職エージェント経由の企業から直接連絡がきた
- 転職エージェント経由で不採用だった企業から連絡があった
- 転職エージェント経由で受けた企業から直接採用したいと言われた
目次
【転職エージェント】通さず企業から直接内定?危険な連絡への対処法
転職エージェント利用で「見えない情報」まで得られる
転職エージェントを利用して転職活動をすると
- 書類選考への応募
- 面接日程の調整や同行
- 事前の面接対策
- 応募のための書類の添削
など多くのサポートを無料で受ける事ができます。
質問です。
今あなたは転職エージェントを利用していますか?
私はアパレルや医療・福祉の業界で合計16年エージェントを経験しました。
その経験から、転職をされる方には
- 全求人の7割を占める「非公開求人」
- 足で得た「企業内部のリアルな情報」
こういった「普通じゃ知り得ない情報」をたくさん持っているエージェントをぜひ活用して納得の転職を果たして欲しいと思います。
当サイトでも業種別や職種別に特化したサポートを総合力の強いところと共に紹介しています。
まだの方は是非3社から5社くらいに登録して競わせながらたくさんの非公開な求人と情報を得てくださいね。
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転職エージェントを通さず連絡する企業は危険!
そんな中、Yahoo知恵袋の相談でこんな内容を目にしました。
転職エージェント経由で応募した企業の面接。
終わった後に
- 履歴書に記載した携帯番号に
- エージェントを通さず直接連絡があり
- 直接採用をしたいとの申し出があったと
もちろんごく稀にですが・・・
注意
転職エージェントも知らないところでこのようなことは実際にあったりします。
SNS上でも同じような事例が見られます。
エージェント経由で応募してるのに、企業から直接連絡来たんやけどあるある?
— あかねまる (@kashi_oto10) May 22, 2024
転職エージェント通して応募した企業から内定出ました。転職エージェント通さず直接に。もちろん転職エージェントに内緒でと言われました。通報しました。
— ドップリーモ (@doppurimo) September 27, 2023
これには次の項目で詳しく解説しますが企業側にも言い分というか「そうする理由」があります。
もしあなたがこの相談者の方の立場になったら・・・
ポイント
いくら志望度が高くても「絶対に入らない」ことをオススメします。
必ず担当している転職エージェントに「事実を連絡」してください。
その結果、あなたはその企業に入社することはなくなるでしょう。
でもそれでよかったんです。
これも後の項目でポイント解説します。
転職市場で「信頼関係」を守れないのは致命傷
人材紹介の仕事は・・・
- 「転職エージェント」と「求職者の方」
- 「エージェント企業」と「クライアント企業」
- 「求職者の方」と「クライアント企業」
それぞれの「信頼関係」で成り立っています。
図にすると下のような感じです。
特に「エージェント企業」と「クライアント企業」は契約書を交わしています。
報酬に関しても、ここに明記されてお互いの社判(会社のハンコ)を押しています。
< エージェントサポートの流れ >
その信頼関係の中でエージェントは
- お金をかけて良い人材を見つけて
- その人を見極めて企業へ紹介して
- 入社に至れば採用企業から報酬を受ける
こういう流れで転職を決めています。
契約の中で進めている以上・・・
注意
『求職者の方に直接連絡する』ことはこの契約に違反しているわけです。
全ての連絡は仲介者である「転職エージェント」を通さなければいけません。
採用する企業が、求職者であるあなたに直接連絡をして良いのは
- あなたが内定を承諾した後
- エージェントが合意した場合
この2つの場合のみです。
企業からの直接連絡に乗ってしまうと救われない
求職者の方が直接採用の話に乗ってしまったらどうでしょう?
エージェントはこの事実を知ることはできません。
そんな信頼をベースにした「紳士協定」と言えるものです。
そして万が一求職者の方が入社して、思っていたところと違っていても・・・
注意
もう転職エージェントは手助けすることはできません。
そもそも入社したことすら知らない状態なので。
このケースで多く見られるのが「聞いていた待遇と大きく違った」と早期退職をしてしまうことです。
次の項目では、クライアント(あなたに直接連絡をしてきた)企業がこの行動に出る背景と理由について解説します。
ここにはあなたとは関係のない、企業間の契約に関係があるんです。
check>>ブラック企業排除の求人でホワイト転職を【第二新卒エージェントneo】
参考
転職市場には転職エージェントの他に「ヘッドハンティング」という手法もあります。
そのしつこさの裏の危険性と私の実体験を下記で解説しています。
-
【私の実話】ヘッドハンティングの電話。怪しい!しつこい!その正体
転職エージェントを通さず企業が内定連絡をする背景
転職エージェントへの報酬を支払いたくない
転職エージェントのサポートサービスは求職者の方は登録から入社した後も費用は一切発生しない「無料サービス」として受ける事ができます。
なぜ「全てが無料」なのかというとその仕組みにあります。
求人しているクライアント企業はエージェントから紹介を受けた人を採用すると・・・
ポイント
その方の初年度の理論年収の「30%」を相場として転職エージェント企業に報酬として支払います。
これを転職エージェント企業は収益としているわけです。
つまり報酬の内容は、
- 年収400万円の人なら報酬は120万円
- 年収500万円の人なら報酬は150万円
- 年収1,000万円の人なら報酬は300万円
と言った感じです。
面接を受けた求職者の方に直接連絡をしてくる理由は・・・
注意
転職エージェント企業にこの「報酬」を支払いたくないからです。
こういう企業は、担当エージェントには「不採用」と伝え本人と水面下で直接連絡をとって入社させる。
おそらくあなただけでなく他にもこうして採用をしていると思われます。
転職エージェント利用がコストカットになるのを忘れている
でも、転職エージェント企業も
- スカウトシステム
- 登録者管理システム
- その他システムの利用料(大手なら開発費が大きくかかります)
- エージェントの給与
もコストとして毎月かかっています。
つまり1人の人を採用に至らせるまでに「相応のコスト」をかけているのもまた現状なんですね。
企業側も自社で採用しようと思ったら
- 広告掲載費
- 管理システム費
- 人事労務費
など自社で負担するところ、転職エージェント企業を使う事でコストカットができます。
ポイント
企業にも転職エージェントにもお互いメリットのある関係なんです。
そして募集条件にマッチした人を紹介する。
こうした「信頼関係」で成り立っています。
企業からの直接連絡で一番損をするのは「求職者」
志望度が高い企業といえど冒頭の相談者さんの内容のような事をするのは・・・
注意
「契約で約束した内容を守れない企業」ということです。
平気でそれをする企業があなたを守ってくれるとは思えません。
転職活動が長引くことを恐れてついつい話に乗ると、後で1番のしっぺ返しを食らうことになるのは求職者の方なんです。
なぜ、そしてどんな事が起こりうるのか。
こういう「ズル」をする会社がどんな状態か。
次の項目でポイント解説していきますね。
check>>書類作成専門チームがいるからスタートから任せる【転職スクール】
参考
高収入で釣る怪しい求人の裏側を下記で解説していますので合わせてご参照くださいね。
-
【転職】高収入の求人が怪しい!「4つの確認点」で内容を見極めよう
転職エージェントを通さず内定連絡するのはこんな企業
こんな会社である可能性が高い
- 個人情報をずさんに扱っている
- コンプライアンス(法令遵守)が守られない
- 経営状態の悪さを隠している
順に解説しますね。
1.個人情報をずさんに扱っている
まず履歴書に書いてあるからと「直接連絡」をする。
これが既に個人情報保護法23条(第三者提供の制限)に違反しているんです。
出典:e-Gov 法令検索
転職エージェント企業もクライアント企業も、選考のための個人情報の提供を「あなたの許可」を得てしています。
直接かけてきた時点で・・・
注意
あなたの許可を得ずにあなたの個人情報を利用していることになります。
個人情報をずさんに扱っている企業は社員の扱いも雑で危険です。
エージェントも企業に応募する際は必ず本人意思の確認、これを行ってOKを貰わなければ勝手に企業へ紹介できません。
メモ
もしも「転職エージェント」があなたの許可を得ずに「勝手に応募」していたらそれも法律違反です。
その際は下記の記事に事前の防止策を解説していますので是非行ってくださいね。
-
【転職】エージェントが勝手に応募?急かす悪質手口への3つの防止策
2.コンプライアンス(法令遵守)が守られない
もし仕事で取引先と契約を交わしてその内容を破ったらどうなるでしょう?
- 相手方からは信用を失い
- 当然に契約を解除されて
- 下手したら損害賠償を請求される
そんなことになるかもしれません。
注意
そんな危ないことを平気でやってしまう企業。
コンプライアンス(法令遵守)にかなり疑問があります。
甘い誘いに乗って入ったら・・・
労働基準法を無視した働かせ方をしたり
パワハラやモラハラなどが普通に横行している
そんな可能性もあります。
転職エージェント企業が頂く「報酬」は、それだけの金額を支払って採用したのだから長く働いて欲しい。
大切に育てよう、そういうための「抑止力」にもなっているんですね。
3.経営状態の悪さを隠している
契約で定めたエージェント企業への「報酬」。
もしかすると・・・
注意
払いたくないのではなく「払えない」経営状態な可能性も考えられます。
ほとんどのクライアント企業がしっかりと契約内容通りに支払いを行っています。
その中で、直接求職者の方に連絡するほどのリスクをとってまでするのは「普通の行動」ではありません。
その企業の年商がどれほどのものかはわかりませんが・・・
注意
ケチってリスクを取る代償はあまりに大きいものになるでしょう。
同じように本業でも信頼を失うことを平気でしてきて、経営状態があまり良くないことも大いに考えられます。
ーー
ここまでに解説したいずれかに該当する企業であれば遅かれ早かれあなたは「失敗した!」と思うでしょう。
しかしその時は既に後の祭りです。
転職エージェントに相談しても乗ってもらえません。
あなたが話に乗ってしまった時点で・・・
ポイント
転職エージェントを共同で騙してしまい、転職エージェントは入社したこと自体知らないわけですから。
ですので誘いがあった時点で必ず担当エージェントへの報告・連絡・相談はしておくことを強くオススメします。
全ては「信頼」のもとに進めるのが正解です。
check>>悪徳企業を排除した求人に出会おう【厳選エージェント13選+α】
check>>新卒時の情報不足を取り返す【第二新卒エージェント15選+α】
< 転職は情報戦 >
JACリクルートメント:対応力No.1、若年からハイクラスまで充実
マイナビエージェント :対応スピード・求人カスタマイズともに業界No.1
第二新卒エージェントneo:ブラック徹底排除&一人10時間のサポート
エージェント通さず直接内定連絡がきたら「信頼」を大切に
前項、特に3つ目の最後にあるようにいかに転職エージェントは「あなた」と「クライアント企業」を信頼しているかがお分かり頂けると思います。
ポイント
そんな信頼関係で成り立っている社会で「ルール違反」をすると結局は自身に返ってきます。
もしこんなケースに遭遇したら「簡単にルール違反する会社を事前に知れてラッキー」
そう前向きに捉えましょう。
入ってしまって後悔することに比べたらとても小さいことです。
そんな企業を求職者の方に紹介してしまった転職エージェントにも非がないとは言い切れないですけど。
でも報告してあげることでその企業とは取引はしないでしょう。
私もこのサイトを通して悪質な転職エージェントや企業をなくしたいと考えています。
ポイント
あなたの報告が「一つの信頼を守る」形になります。
同時に「あなたへの信頼感」も爆上がりします。
仕事をしていくこと、人間関係、恋愛、人生。
全てにおいて「信頼関係」はベースになるもの。
ポイント
「信頼貯蓄」。
これをたくさん積み上げる素敵な人になってください。
そしてあなたの周囲に人が集まり素晴らしい環境が作られていくことを心から応援しています。
参考
担当のエージェントが突然交代になった!
この裏側と対応策を解説しているので合わせてご参照くださいね。
-
【転職エージェント】急に担当変更された!危険サインへの3つの行動
参考
あなたに合う転職エージェントを見つけるところから転職活動をスタート。
「合わない転職エージェント根本解決」には下記をご参照くださいね。
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【転職エージェント】合わない悩みも一発解決!最高の担当と成功転職!
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