

<この記事を書いている人>
◆ 元転職エージェント(歴16年)&自身も5回の転職を経験。
◆ 転職系の企業メディアの監修・コラム寄稿も実績あり。
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この記事では、転職サイトや口コミサイトにある「口コミ」の信憑性について。
その裏側にある特徴、本当に知るべきこと、身につけてほしい裏技をお伝えします。
この記事を読めば・・・
マイナスな口コミに気持ちを揺さぶられることがなくなります。
そのうえで、転職を成功というために必要な行動が見えます。
こんな方におすすめ
- 転職サイトにある口コミが信じられない
- 口コミサイトに転職候補先のイヤな情報が書かれていた
- 転職サイトや口コミサイトの口コミを信じていいのかわからない
目次
【転職サイト】口コミの信憑性にとらわれて選択肢を潰すな
転職活動をする中で、書類選考~面接と進んでいきだんだんと転職が現実味を帯びてくる。
そうしてふと、転職候補先の口コミを転職サイトや口コミサイトをのぞいたら・・・

こんな状況で悩んでいませんか?もしくは経験がありませんか?
SNSでもこの悩みはたくさん見られます。
転職サイトで日本の某鑑定会社の社員の口コミでやばそうなの見つけてしまった。
— oosawa @元鑑定士 (@oosawa1594) February 11, 2025
転職フェア、話聞こうかなと思ったところの口コミあんまり良くなくて真顔になった
— かみさま (@kamisasa) February 10, 2025
転職サイトの口コミは「参考程度」に受け止める
実は私も以前、所属していた会社のことを口コミサイトにかきこみをした経験があります。
そうしたことから結論を先にお伝えすると・・・
ポイント
転職サイトや、口コミサイトの口コミは「参考程度」にするのがベストです。
良い口コミを「その企業自身」が書いているケースも実際に見ました。
実際に企業が主導して社員に良い口コミを書かせて、悪い口コミを見えないところまで押し下げるということをやっている会社がありました。
口コミを参考程度にすべき理由は次の大項目で解説しますが・・・
注意
口コミで選考を進めるかどうかの判断材料にするのはやめましょう。
せっかくのあなたの選択肢と可能性を潰すことになりかねません。
口コミとはそれほど信憑性のない「個人的なこと」です。
誰が書いたかもわからない口コミの信憑性、これにあなたの将来がかかったことをゆだねることの方がよっぽどリスキーです。
口コミの内容ではなく自分の五感で確かめる
あなたは今、なんのために選考を受けているでしょう。
時間をかけて履歴書や職務経歴書を作って、書類選考を突破して、緊張しながらも面接を受ける。
そのための対策だってしたはずですよね。
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【履歴書】文字を揃えると人事が注目!5つの方法で手書きサヨナラ
それなのに、見ず知らずの他人が書いた信憑性があるかもわからない口コミで心が揺さぶられる。
ポイント
あなたが何かしらの「興味」をもって応募した求人です。
「自分の五感」で確かめる機会を得ているのにもったいないです。
転職するときの動機を考えてみてください。
会社や仕事にはいいこともイヤなこともあって、どちらかに振り切れた時に転職を考えると思います。
でも普段はそのバランスをとって仕事をして、今生きている私生活でもそんなバランスがあるでしょう。
転職でとても大切なのは・・・
ポイント
100%を求めないことです。
「完璧よりも完了」を目指してください。
この考え方は仕事をする上でも「完璧主義」を脱するのにとても有効です。
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では、なぜ口コミの信憑性を「参考程度」にするべきなのか?
次の項目でその理由をお伝えしますね。
check>>ブラック企業排除の求人でホワイト転職を【第二新卒エージェントneo】
【転職サイト】口コミの信憑性は参考程度にすべき理由
良いことは書かれないのが口コミサイトの特徴
冒頭で私自身が「口コミサイトに書き込みしたことがある」とお伝えしました。
その内容は、会社に対する不満からマイナスの口コミを書き込んだのですが、今になって思い返すとやるべきじゃなかったなぁと後悔もしています。
あなたが目にした口コミもこうした「マイナス面」だったかもしれません。
「転職サイト」に書かれている口コミはプラスの内容が多くありませんでしたか?
ここで「転職サイト」と「口コミサイト」それぞれの口コミの特徴を紹介します。
まずは転職サイトですが・・・
注意
転職サイトに載っている求人は「広告」です。
企業がお金を払って作った広告にわざわざマイナスなことなんて載せません。
これが転職サイトの口コミの特徴で「良いこと」しか載らない理由です。
それに対して、口コミサイトは・・・
注意
誰でも自由に書き込めることで「マイナスな情報」が多いのが特徴です。
私自身たくさんの口コミサイトをチェックして、プラスな情報は1割にも満たないのが現状です。
人間って良かったことはSNSに投稿はしても、わざわざ口コミサイトに書かないんです。
これが「口コミサイト」の口コミの特徴で、マイナス面が多い理由です。
だからこそ転職サイトや口コミサイトの内容を「参考程度に」というのが大きな理由です。
他人と同じように自分が感じるとは限らない
そしてもう一つ。
人それぞれに好みや感じ方は違います。
これは知人からの紹介で転職する「リファラル転職」でありがちなのですが・・・
注意
紹介者のAさんが「いい会社だよ」と感じて誘っても、誘われたBさんが同じように「いい会社だ」と感じるとは限らないということです。
参考
実際に私もリファラル転職で失敗して、その知人とも疎遠になった話を下記で紹介しています。
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【リファラル転職】知人紹介の転職は失敗する?デメリットと実体験
知人がいい会社だと言って誘ってくれたから入社してみたら、全然違ったという話はけっこう多く聞かれる話です。
こうなると、この二人の間の関係にもヒビが入りかねません。
このように・・・
ポイント
他人の感情 = 自分の感情とはならない。
面接やその他の機会で見聞きせずに判断するのはやめた方がよいです。
口コミを書いた人とあなたは「別の人」だということを忘れないでくださいね。
では、他人と自分の違いを分かったうえで、口コミを参考程度にしながら、どうやって確実な情報を得ればいいのか?
次の項目で解説していきますね。
check>>書類作成専門チームがいるからスタートから任せる【転職スクール】
【転職サイト】口コミの信憑性よりも大事なものを掴む具体策
ポイント
- 転職市場に眠る「生きた情報」を判断材料に
- 人間関係と労働環境の情報は必ず確認しよう
- 情報をつかって新たな情報を得るスキルを磨こう
順に解説しますね。
1. 転職市場に眠る「生きた情報」を判断材料に
このサイトでは一貫して言い続けていることがあります。
ポイント
転職は「情報戦」だということ。
いかに判断材料になって、転職した先「転職の向こう側」が分かる情報を得るかで、転職後の人生が変わってきます。
しかし、前の項目でもお伝えした通り転職サイトの求人は「企業がお金を出して作った広告」です。
そこに載ることのない「非公開でリアルな情報」を得てください。
どこから得ればいいのか?
ポイント
私も16年にわたって従事した「転職エージェント」が日々の営業活動で蓄積しています。
そして、過去にサポートした人から、今働く職場の「リアルな情報」も得ています。
どの業界でもいえることですが、「代理で仲介する立場」はとても多くの情報が入ってきます。
まずはしっかりと意見のやり取りができる担当を、あなたの活動の「伴走者」としてつけて進めてください。
できれば担当は1人ではなく2~3人くらいつけておくと、誘導されたりせず、セカンドオピニオン的に相談ができるので良いでしょう。
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【二刀流転職】エージェントと直接応募の両方使い。多くの〇〇を得る!
まずは「生きた情報」を得る体制づくりです。
check>>より多くの非公開情報を【厳選エージェン著13選+α】
check>>新卒時の情報不足を取り返す【第二新卒専門エージェント15選+α】
2. 人間関係と労働環境の情報は必ず確認しよう
よく求人広告で、
社員が肩を組んでいる
おどけた感じで写っている
そういった写真を載せて「雰囲気のいい職場です」みたいな表現しているのを見かけませんか?
正直いって・・・
注意
そういったところをアピールしているのは「うちブラックなんだよね」と言っているようなものです。
今の時代、働き方改革で働きやすい雰囲気づくりはどの会社でも必須項目です。
その仕事の楽しさ
その仕事のやりがい
その先のキャリアパス
社会貢献や受け手の顔が見える
こういうところでアピールすべきところを間違えているケースです。
仕事を選ぶ際は給与などではない「絶対的3要素」については下記をご参照ください。
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【転職】給料で仕事を選ぶのはNG!仕事を選ぶ基準「絶対的3要素」
そうした「目から入る情報」だけではなかなか正しい判断ってできないですよね。
そういう時にもエージェントが持つ情報・・・
ポイント
特に転職理由のトップ3に必ず入る
- 人間関係
- 労働環境
ここに関する情報は必ず得るようにしてください。
この情報を知らない担当者は企業に言って代えてもらうのがよいでしょう。
良い担当をつけるための「フィルター代わりの質問」でもあります。
3.情報をつかって新たな情報を得るスキルを磨こう
転職サイトや口コミサイトの口コミ情報に偏りがあるように・・・
ポイント
転職エージェントの情報にもサポート企業によって偏りがあるのも事実です。
募集しているクライアント企業とのパイプの太さなどで違ってきます。
そのため、新たに得たリアルな情報はそのまま受け取りつつも、追加で行ってほしいことがあります。
それは・・・
ポイント
その情報をほかの担当に知っているか聞いてみることです。
そうすることで追加情報や、もしくは違う角度からの情報も得られることがあります。
こうして・・・
ポイント
「情報を使って新しい情報を引き出す人」のことを、投資の世界では「スイートチェンバー」といいます。
どんどん新たな情報を得て「情報の精度」を高めていくわけです。
そうして投資の場合では金銭的な利益を、転職の場合でも納得と安心という「利益」を得るわけです。
これをする人は多くないでしょう。
だからこそ実践した人にだけ大きな利益となって将来かえってきます。
どうか転職前に得られる情報で、未来のあなた自身をイメージするトレーニング期間にしてみてください。
それは仕事でも、人生でも大いに役立つこと間違いなしです。
< 迷ったらまずココ >
【転職サイト】口コミの信憑性よりも「リアルと精度」で人生豊かに
この記事を読んでくださったあなたは、最初は転職サイトの「口コミの信憑性」について調べていたことと思います。
でもここまで読み進めてくださったあなたはきっと、もうそんな情報どうでもよくなっているのではないでしょうか?
なぜなら、おさらいになりますが・・・
この記事のおさらい
転職サイトの口コミは良いことしか載っていない
口コミサイトの口コミは悪いことが大半を占めている
見知らぬ他人とあなたが同じように感じるかはわからない
他人が感じた情報よりも「リアルな情報」を得ることが大切
新しく得た情報を使ってさらに新しい情報を得るスキルをつける
これがすでに頭に入っているから、これから何をすべきか答えが出ていることと思います。
転職サイトも口コミサイトも全て「一部の切り抜き」です。
それですべてをわかろうとせず、そこに携わっている専門の人とコミュニケーションをたくさん取ってください。
転職活動はある程度一人でもできてしまうものですが
- 結婚
- 出産
- 大きな買い物
など人生の節目となる「ライフイベントの1つ」です。
上記のライフイベントは必ず専門の人が関わるはずです。
転職も専門の人を気軽に頼って、感情を共有してください。
ポイント
一緒に喜べる人がいることは人生でとても貴重なことです。
転職で一緒に喜んだら、今度はその先にあるたくさんのライフイベントを一緒に喜べる人と分かち合ってくださいね。
あなたのライフイベント「転職」が喜びに満ちて、その先の人生もたくさんの笑顔と喜びで満たされることを心から応援しています!
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