


(2022年4月22日 追記・再編)
<この記事を書いている人>
◆ 転職エージェント歴16年&自身も5回の転職を経験。
◆ 転職、うつ、エージェント経験から読む方の転職・人生を豊かにします。
◆ 転職系の企業メディアへのコラム寄稿依頼も頂いています。
◆ ブログ村「転職」カテゴリ1位、当サイトから転職エージェント登録多数あり。
今回の記事では、会社の業績不振が理由で転職を考えているあなたへ。
面接で伝えるべき「理由」の作り方について解説します。
これを読めば・・・
この記事を読んでいただければ、共感と納得を得る転職理由が作れて、あなたが会社を選べる立場になります。
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【2022年最新】総合力オススメ転職エージェント13選+α【迷う時間を無くす】
こんな方にオススメ
- 会社の業績が危ないと感じている
- 業績不振を面接での転職理由で話すべきか悩む
- 本当に業績不振なことが面接で伝わるかが不安
目次
【転職理由】業績不振と言っていい?納得を得る回答「3つのレシピ」
業績不振が転職理由の人は意外にも多い
私が現役のエージェント時代にヒアリングをしていて、転職理由を聞くときに多かったのが
- 「会社が業績不振・・・」
- 「会社が赤字続きで不安・・・」
というものが結構多かったんです。
あなたも今、会社の業績に不安を持って転職を考えていませんか❓
SNSでもそう言った不安の声が見られます。
今の会社、自分の部署の人間関係は良好だしやり甲斐もまあまああるし給料は安いけど自分がやりたいことをやりながら働くには良い環境…なんだけど、経営陣が頭悪すぎ硬すぎて先行き不安になってきた。
定年まで働ければいい…と軽く考えてたけどそこまでもつのか?😱転職考えた方がいいんだろうか…
— ねりきり@リスタート4年生 (@NerikiriR) April 12, 2022
今の会社勤めて20年になるが、経営者がワンマンで経営方針はグダグダ。業績も一向に良くならないし、給与も頭打ちで大手と比べても200万位安いし、ここ最近は望まない部門へ転籍させられたので、転職先探して辞めようかしら。
— 77号 (@sword77k) April 14, 2022
転職大手の「doda」が行った「2021年転職理由ランキング」。
結果は以下の通りになりました。
転職理由ランキング(複数回答可) | ||
順位 | 転職理由 | 割合 |
1位 | 給与が低い・昇給が見込めない | 35.0% |
2位 | 昇進・キャリアアップが望めない | 29.4% |
3位 | 会社の評価方法に不満 | 26.8% |
4位 | 社内の雰囲気が悪い | 26.7% |
5位 | 肉体的・精神的に辛い | 24.3% |
6位 | スキルアップしたい | 24.0% |
7位 | 業界・会社の先行きが不安 | 23.9% |
8位 | 社員を育てる環境がない | 23.7% |
9位 | 労働時間に不満(残業/休日出勤) | 23.5% |
10位 | 尊敬できる人がいない | 23.2% |
出典:doda「転職理由ランキング【最新版】みんなの本音を調査!」
総合ランキングでも7位に「業界・会社の業績」に関わることがランクインしています。
一人での転職活動で業績不振の転職理由は要注意
この「業績不振」という転職理由。
転職エージェント利用での初回ヒアリングではむしろハッキリ伝えてOKです。
でもその先は注意が必要です。
特にエージェントを使わずに一人で活動している方は超注意です。
注意
面接で「現職の業績不振」。
これを転職理由にそのまま伝えると高確率で人事から「マイナスの印象」を受けます。
特に「営業職」の人がこれを理由にするとおそらく面接は見送られる確率が高まります。
なぜなら、あなたもその「会社を構成する一員」だからです。
なぜ正直に伝えることがマイナスになるのか❓
どう伝えればマイナスにならないのか❓
その内容を次の項目で解説しますね。
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転職理由を「業績不振」と面接で伝えてはいけないワケ
「業績不振」がどの程度なのかがあいまい
私が現役エージェントの時に初回ヒアリングで聞いた「業績不振」を理由にした転職。
ここで私は必ず「どのくらい不振なのか❓」と問いかけていました。
すると結果はどうだったでしょう❓
完全に「納得する答え」は100%返ってきませんでした。
注意
「なんとなくそんな感じがする」という「肌感」的な感じだったんですね。
会社の業績がどんな感じかは大企業や上場企業でない限り確認できません。
それすら直近の業績は発信されるまでわからない。
面接官は確認のしようがないんです。
なので確認できない会社の「状況」を理由にすると・・・
注意
他責の人:他に責任をなすりつける人
または
安定志向の人:状況が変化することを好まない人
と取られます。
前項で「営業職」の場合は特に注意と書きましたが、営業職は会社で唯一「売上を生産するポジション」です。
会社の業績不振 = その人の努力が足りないという極端な答えに人事はたどり着いてしまうんです。
エージェントのヒアリングで説明ができなかったことがそれを表しています。
ここで説明できないことを面接で説明できるとは思えないんです。
転職理由は「状況」ではなく「展望」を伝えるもの
面接で転職理由を聞く意味はなんでしょうか❓
「原因となったこと」+「転職で成し遂げたいこと」での伝え方。
ポイント
「業績不振という状況」ではなく「今後の自身の展望」を聞くためです。
そのため、「業績不振」が真実かどうかに関わらず・・・
ポイント
正しい順序で「納得する理由」を伝える。
ここに準備の時間を割いていきましょう。
自分がどうしたいかをハッキリさせれば、自分自身もその会社の一員という意識が持てて考え方や伝え方が変わります。
もしも業績不振を面接で伝えるべきか迷っている時点でこの記事を目にして頂いていたらラッキーです。
人事を通して会社が採用したいのは「一緒に会社を盛り上げてくれる」そんな人材です。
注意
業績不振という理由が本当でも、そのたびに転職を繰り返す「ジョブホッパー」。
これになってしまう可能性も高くなります。
次の項目では「納得させる理由」を作るための正しい手順を解説します。
転職する目的を「プラスの方向」に持っていく。
ここが重要なポイントなのでお目通し頂ければと思います。
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転職理由が業績不振でも「納得させるもの」にするための3ステップ
「欲しい」と言わせる理由作り
- その道の「プロ」に助言を得る
- 「自分」を主軸にした理由を作る
- 転職先で「貢献できること」を明確にする
順に説明しますね。
1.その道の「プロ」に助言を得る
一人で転職活動する方も多いと思います。
ですがが、忙しい時間の中で「前向きな理由」を作るのは結構大変な作業になるでしょう。
私も現役エージェントの時は、後ろ向きな転職理由を前向きに変換して人事を納得させることは得意としていました。
自分自身の転職の時もそれは大いに役立ちました。
しかし一線を退いた今、このサイトで一人一人の添削はできません。
そのことからも言えるのは・・・
ポイント
無料で使い倒せる「転職のプロ」。
その存在を有効活用して「客観的にも違和感のない理由作り」。
どうかこれをしてください。
転職エージェントは「案件を紹介」するだけじゃありません。
今回の内容のように後ろ向きな理由であっても
- 別のところをフォーカスして前向きに変換する
- 履歴書や職務経歴書などを魅力的な内容にする
- 面接前にはその会社に合わせた面接対策をする
と結構やれること多いんですね。
今では大手だけでなく、色々な分野や職種に「専門的に特化」したエージェントもあるので、あなたにあった「プロ」に援護をもらってください。
使うか使わないかは自由ですが「知らないまま」で人生を左右するライフイベントに臨むにはリスクが伴います。
< 隠れた情報と冷静な判断 >
2.「自分」を主軸にした理由を作る
「業績不振」を理由に、というのはあくまで「今の会社」が主軸になってますよね❓
面接で大切なのは・・・
ポイント
あなた自身の「過去・現在・未来」
この3点だけです。
- 過去:あなたはどんな仕事をしてきて
- 現在:どんなスキル・実績を持ってて
- 未来:どんな姿になっていたいのか?
ここをまとめておくだけでほとんどの質問にスラスラと答えることができます。
質問への対策をめっちゃする人もいますがギュッとするとこの3カテゴリでしか質問できないんです。
どれに該当する質問かがパッと分かれば心配無用です。
ポイント
そしてその「主軸はあなた自身」であるということ。
そうでないと「俺の友達すげーんだぜ❗️」って言ってるのと同じ感じになっちゃいます。
面接でも人生でも「主役はあなた」です。
3.転職先で「貢献できること」を明確にする
前の項目で「過去・現在・未来」が書き出せたら・・・
ポイント
今度はそれを持って、面接に行った会社にあなた自身が「どう貢献できるか?」
ここが語れれば完璧です。
- これまで歩んできたストーリー
- これから歩みたいストーリー
それを達成するには「この会社でなければならない」、この会社でならそれを「実現できる」。
それが結果として会社に貢献することになる。
これをぶつけられたら面接官は「不採用にする理由」がなくなります。
そのためにも会社のHPをじっくりと見て求人案件にある「求める人物」を理解する。
それにプラスして・・・
ポイント
エージェントが持っている「非公開情報」。
つまりオープンになっていない会社内部のリアルな情報。
これを知るか知らないままかで大きな差が出ます。
例えば
- 会社のカルチャー(社風、風土、雰囲気)
- 直近の定着率(離職率)
- 求人に載っていないクローズな条件(裏条件)
- 面接担当者の性格
などなど。
これらはほんの「一例」に過ぎません。
エージェントは定期的なコミュニケーションで相手の会社のことを知り尽くしています。
「自分整理」
「自分軸」
「非公開情報」
この3つが揃えば今の会社の業績がどうであろうと、そんなことを言う時間がもったいないとすら思えます。
このたった3つの項目を押さえておけば、人事を「納得させる転職理由」が完成します。
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< 隠れた情報と冷静な判断 >
転職理由の業績不振は前向きに。「展望」に変換で内定率は上がる
いくら現状が恵まれていないと伝えても、人事からすればただの「他社の状況」なんです。
そうですよね❓
今、一緒に働いているワケじゃないですから。
それならば・・・
ポイント
あなたが目を輝かせて「今後の展望」を語る。
この方が相手の心を揺さぶる言葉が自然と出てきます。
そしてあなたの後ろに心強い「プロ」がいて援護射撃をしてくれる。
この状態ができたらきっと、あなたが「会社を選ぶ」。
そんな立場になることができるでしょう。
ポイント
転職活動は「採用(内定)を得る」のではなく「採用(内定)させる」もの。
そして内定は目的ではなく「単なるスタートラインへの切符」です。
その先、あなたが毎日をイキイキと働いていくことが本当の転職の成功です。
現職の状況に負けず、そんな日々を過ごすことを心から応援しています。
当サイトでは希望が叶ってイキイキ働けるような転職先に出会えたことを【成功転職】と勝手に呼んでいます。
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