<この記事を書いている人>
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今回の記事では、近年転職市場でよく耳にする【 カジュアル面談 】について。
ここでお見送りされることがあるのか?落ちたサインがあるのか?
この記事では、その目的、内容、注意点や対策とともにカジュアル面談を解説します。
これを読めば・・・
この記事を読んでいただければ、カジュアル面談の内容を正しく理解できます。
そして面接との違いや準備を知ることで有益な転職活動をすることができます。
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こんな方にオススメ
- カジュアル面談の意味を知りたい
- カジュアル面談でお見送り連絡が来て戸惑っている
- カジュアル面談と面接の違いがどこにあるのか知りたい
目次
【カジュアル面談】お見送り・落ちたサインが?面接と違う対策・注意点
転職市場の変化で生まれたカジュアル面談
転職サイトなどに登録すると企業から直接スカウトメールが届く「ダイレクト・リクルーティング」が今は活発に行われてだいぶ浸透してきましたね。
あなたもスカウトメールを受け取ったことがあるかもしれません。
採用のスタイルも、時代・市場の変化とともに変わってきています。
そのスタイルの変化の中で生まれた・・・
耳にしたことは?
【 カジュアル面談 】
この言葉を聞いたことがあるでしょうか?
少なくとも私が社会に出た頃には全く存在していませんでした。
今では当たり前に近くなっていて、企業のHPにもカジュアル面談申し込みページを作っているところも多くなっています。
気になる会社があるときは一度HPを確認しても良いですね。
カジュアル面談は選考を目的としたものではない
ポイント
カジュアル面談は「合否を出す選考」ではありません。
「カジュアル面談」は「面接」とは明確に「目的」が違うんです。
その他、内容などにおいても「全くの別物」と言っていいものです。
しかし、転職活動中の方も知っておくべきなのですが、企業側も深く知っておかなければいけません。
そのせいで予期せぬことになりかねない危険性も持っています。
この記事ではそんな「カジュアル面談」の全貌をお伝えしていきます。
次の項目では、カジュアル面談の「面接との違い」と「目的」について徹底的に解説します。
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エージェントは企業とのカジュアル面談を設置してくれるので活用してくださいね。
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カジュアル面談でお見送りも落ちたサインもない。面接の違いと目的。
カジュアル面談の目的は「相互理解」
カジュアル面談と通常の面接との「違い」ってなんでしょうか?
まずは「目的」からお伝えします。
「カジュアル面談」の目的は・・・
ポイント
企業と転職活動中の方との「相互理解のための情報交換」です。
もっとわかりやすくいうと
- 転職活動中の方:応募するかどうかを判断する材料を得る場
- 企業側:ミスマッチがないように会社への理解を深めてもらう場
ということです。
なので、カジュアル面談は必ずしも人事担当のように「一次面接担当者」とは限りません。
逆に二次面接以降の「実際の業務担当者」など、実際にその業務内容をしている社員であることが多いのも特徴の1つです。
メモ
場所も会社で行う場合もあれば、カフェなどでお茶を飲みながら行う場合もあります。
最近はリモートでのカジュアル面談も増えています。
どちらの場合も面接よりもざっくばらんに話せる場というのも特徴です。
わかりやすい表現をするなら「1対1で会社説明会を開いてもらう」感覚です。
会社説明会も合否を決める場ではないためです。
カジュアル面談のゴールは「理解をした上での応募」
そして、このカジュアル面談のゴールは・・・
ここが大きなポイント
「応募するか否かを判断する」ことで、合否を決めることではありません。
企業側は良い人材には「応募に進んでもらう」事をゴールにするわけです。
なので企業側は面談の着地として「ご希望があればぜひご応募してくださいね」と次へのアクションを促すのが正解です。
注意ポイント
しかし現実は、企業側の担当者がカジュアル面談の目的をぼんやりとしか分かっていないことで、行き違いが起きるケースも生まれています。
ここがカジュアル面談のはずなのに「お見送り」の判断をしてしまう原因になっています。
「会社説明」のつもりで臨んだあなたは何も悪くありません。
カジュアル面談は浸透していても、担当する人が必ず内容を熟知しているとは言えないんですね。
これでは転職活動中の方も混乱して当然です。
ちなみに・・・
ポイント
内定を得た後に行われる「オファー面談」もカジュアル面談の部類に入ります。
これは、企業側がもう内定を出しており採用の条件を提示して、その理由や不安な点があれば気軽に聞いてもらい払拭することが目的です。
もう「合否」を判断する場ではないからです。
面接とカジュアル面談の違い
「面接」と「カジュアル面談」。
2つの違いを一覧にしてみると下記のような感じです。
面接 | カジュアル面談 | |
目的 | 合否を判定する | 会社への理解を深める |
方法 | webまたは対面 | 対面が多い |
場所 | webまたは面接企業 | 企業またはカフェなど |
形式 | 質問に回答 | フリートーク |
持ち物 | 応募書類ほか指定のもの | 特になし |
次ステップ | 合否連絡を待つ | 応募するか判断する |
わかりやすいのはやはり「目的」「形式」「次のステップ」ですね。
ポイント
- 「面接」:合否を判断するもの
- 「面談」:合否を判断するものではない
ということがわかります。
転職サイトを見ても応募すべきかどうか判断がつかないと言う方も多いと思います。
今後、もっと気軽に応募を検討する材料を持たせるために「カジュアル面談」は行われるべきだなと思います。
しかし、世間的にもまだ手探りなフェーズのカジュアル面談。
もし行うことになった場合、何をすればいいのか?
その対策と注意点について、次の項目でお伝えします。
参考
面談でも面接でも「良い情報」を得るための良い質問について下記で解説しています。
合わせてご参照くださいね。
-
【良い質問の例】面接で使えるポイント。最高の答えを導き出すレシピ
カジュアル面談はお見送り・落ちたサイン気にせず対策と注意点を知ろう
普通の面接であれば、履歴書や職務経歴書などの必須書類を用意して、志望動機や転職理由などを準備しますよね?
では、面接ではないカジュアル面談にはどう臨めば良いのか?
その対策、そして注意しておくべき点をお伝えします。
カジュアル面接の対策
- カジュアル面談は恋愛なら「合コン」
- 知りたい事を聞き漏らさないように準備する
- ビジネス系SNSはカジュアル面談チャンスが多数
順に解説しますね。
1.カジュアル面談は恋愛なら「合コン」
転職活動を「恋愛」に置き換えてみます。
ポイント
- 面接 : お見合い
- カジュアル面談 : 合コン
こんな感じで考えてもらうとわかりやすいですね。
合コンの場でいきなり「私と結婚したい理由はなんですか?」とは聞かないですよね?
初対面の場では、まずお互いを知るために色んな話をして、質問したりして理解を深めるはずです。
一方、面接(お見合い)では明確に選考なわけです。
なので「私(企業)に感じる魅力はどこですか?」と聞いても違和感はないわけです。
カジュアルの反対 = フォーマルな場だからです。
企業側もカジュアル面談では面接っぽくにならないように・・・
ポイント
基本的には「志望動機」や「退職理由」など選考を連想させるようなようなことは聞かないのが一般的です。
また、面接のように質問 → 回答の形にならないように、相手から質問を引き出すことが求められます。
実はカジュアル面談を行う側には「高度なテクニック」が要求されるんです。
カジュアル面談を行う担当者も人事担当とのセッション(打ち合わせ)が大事ですね。
2.知りたい事を聞き漏らさないように準備する
定義で言うならカジュアル面談の段階でのあなたは・・・
ポイント
まだ応募するかどうか「迷っている段階」です。
しっかり判断するには「情報」が必要ですよね?
ポイント
お互いに質問しあえるのが面接と違う「カジュアル面談の良さ」です。
大切なのは、その企業をしっかり理解するために、
- 知りたいこと
- わからないこと
- 聞いておきたいこと
をしっかり整理して「準備しておく」ことです。
そのためには最低限その会社のことを調べておくことも必要です。
注意
カジュアルをはき違えてノープランで行かないように注意してください。
事前の質問はしっかりと準備して、カジュアル面談が終わった時に・・・
- 企業への理解が深まっていること
- 応募をするかどうかの判断材料が揃っていること
これらが重要です。
そしてカジュアルとはいえ、会社側の人には貴重な時間を頂いているわけなので礼儀は面接レベルを意識しましょう。
3.ビジネス系のSNSは面談チャンス多数
カジュアル面談が行われる過程には色んな「パターン」があります。
ポイント
- 通常応募後に企業から直接、またはエージェント経由で申し込まれる
- エージェントサポート登録後にスカウトメールで申し込まれる
- ビジネス系SNSから問い合わせがくる
このどれかしかありません。
この3つ目にある「ビジネス系SNS」は、近年の企業の採用活動や、エージェントのスカウト活動にも積極的に利用されています。
もしあなたがまだどこにも登録していなければ、下記の2つには登録しておく事をオススメします。
これらのSNSは、今後もWeb転職活動でのプラットフォームになる可能性が非常に高いです。
是非、登録してプロフィールや経歴などを作成しておきましょう。
意外な企業からプライベートスカウトが来るかもしれませんよ。
メモ
転職サポートとは違う「SNS」なのでイレギュラーなことも起こりやすいので念頭に置いておくといいでしょう
さらには「カジュアル面談専門のサービス」も登場しています。
色んなところに網を張っておいて損はないですね。
ーー
それから注意しておかなければならない点もお伝えしますので、しっかり押さえておいてくださいね!
注意ポイント
- 企業側担当が意味を履き違えている可能性がある
- 過去に面談後お見送り連絡がきたことあり
こちらも順に説明します。
1.企業側担当が意味を履き違えている可能性がある
前項で書いたとおり、まだまだ浸透しきっていない段階なので・・・
注意
企業側担当が「カジュアル面談の目的」を理解していないケースもあります。
また、担当が人事でない場合は慣れない場で、面接のような形で進めてくることも考えられます。
そんな場合も考慮して・・・
ポイント
通常の面接が行われても大丈夫なくらいの準備をしておいてしすぎなことはないでしょう。
また意味を間違っている担当者なら
- これが合否を決めるものではないこと
- 企業理解と応募意思の確認をするためのもの
ですよね?と聞く形で分かってもらうのもありですね。
会社のどこに魅力を感じたのか?
感じていなくても良いと思える部分はピックアップしてあげる、くらいの考え方で良いです。
聞いても分かっていない場合は「あーあ、カジュアル面談分かってないなー」と、こっちが合わせておいて後で応募しなければOKです。
でも逆に入社への意欲があるならばチャンスですよ!
ざっくばらんな場でもしっかりと対応することで、会社での通常面接よりも何倍も好印象に残ります。
しっかり準備さえしておけば、どちらに転んでも無駄に終わることはないので安心して臨みましょう。
2.面談後にお見送りがくることがある
これは私がエージェント時代に実際にあったケースです。
大手の製薬メーカーのグループ内に新しくできた企業で募集していた臨床検査技師を推薦したときのことです。
メモ
医療機器を扱うその企業は、営業と臨床検査技師が一緒に病院を廻り、臨床検査技師は機器の説明を行うという業務でした。
新設の会社ということで、まだ体制が整っていなかったこともあり、カジュアル面談で「会社概要」と「事業内容」を知って欲しいとの企業からの要望でセッティングされました。
こちらは聞きたいことを持って臨み、改めて応募の意思を本人に確認していた矢先に先方からお見送りの連絡があったのです。
こちらは選考との認識ではなかったので確認したところ「業務への興味を感じなかった」とのことでした。
求職者の方に確認したら、ざっくばらんに業務内容と会社の説明があって、聞きたいことを質問したとのことで、カジュアル面談の形式には当てはまってはいたわけです。
でも先方は応募を待たず答えを出してしまったんですね。
注意!
これでは「カジュアル面談」ではなく「通常の選考」になってしまいます。
SNSでも同じような状況が見られます。
会社説明会を兼ねたカジュアル面談をさせてください!
→面談後に採用見送り通知
え??受けるかどうかも決めてないし選考やったん!?それなら先に面談形式での選考とか何とか言うてよ。まぁ興味わかんかったからええけど何か気悪かった— 🦖Ryu-ki🦥🤍 (@Ryudesuaaa) March 18, 2024
カジュアル面談で不採用通知してくるのなんなんだ? それなら最初から面接でいいと思うんだけど。
告白していないのに振られた気分w— もずく@地方Webエンジニア (@softengine2023) June 27, 2023
1の内容と合わせて把握して意識を持っておく事で、こう言った場面に対応して選考として行われてしまう場合にもキチッと結果が残せます。
準備しすぎに損はありません。
あなたの良さをアピールすることは忘れずに持っておいてくださいね。
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< カジュアル面談を積極活用 >
JACリクルートメント:対応力No.1、若年からハイクラスまで充実
マイナビエージェント :対応スピード・求人カスタマイズともに業界No.1
第二新卒エージェントneo:ブラック徹底排除&一人10時間のサポート
カジュアル面談のお見送り、落ちたサインも恐れず臨もう!
カジュアル面談が選考前の相互理解の場だという事をお伝えしてきました。
しかし、解説してきた通りの目的・対策・注意点をしっかり把握して臨めば、その後の選考の意味合いが変わってきます。
- 応募した場合 : 会社情報や働く人の雰囲気をより知った上で応募している
- 応募しなかった場合 : 無駄な選考時間を減らせる
例え応募に至らなかったとしても「貴重な情報」が手に入ったわけです。
当サイトでは転職活動についてこうお伝えしています。
ポイント
転職は「情報戦」です
どれだけ多くの情報を掴んでそれを活用したかで結果が大きく変わって、その結果、あなたの人生にも大きな影響を与えます。
転職エージェントを利用していない方も、情報を収集する目的で利用するのは正しい利用法です。
転職エージェントを利用している方は
- 「同世代の社員」
- 「同業種からの転職者」
など境遇の近い、実際のその企業で働く社員とのカジュアル面談の場を設けてもらうよう頼んでみてください。
うまくいけばどこにも載っていない「働いているからこその情報」があるかもしれません。
転職エージェントサポートはそういった交渉も可能ですので、より良い未来を掴むためにフル活用してくださいね。
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参考
転職活動の面接での「手応え」と実際の合否との関係について。
下記で解説していますので合わせてご参照くださいね。
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【転職活動】面接の手応えなしは不採用?3つの方法で頭を切り替える
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