

今回はそんなお悩みを解決します。
この記事の信頼性
◆当ブログでは、16年にわたるプロ転職エージェント経験から主にその目線で総合的な転職支援サイトや分野に特化し強みを持った支援サービスをご紹介しています。
◆また自身の体験談などから失敗しない仕事・転職・人生のための情報発信もしています。
◆今後の仕事・転職・人生に役立つ情報をお届けしていますので参考にして頂けたらと思います。
◆人気ブログランキング&ブログ村「転職」カテゴリ1位を獲得しています。
今回の記事では、大切な場面で「YES」を引き出したいんだけれど、うまく伝えられないと言う方へ。
人気著書から原則とポイントを解説して実際の場面に落とし込んでお伝えします。
これを読めば・・・
この記事を読んでいただければ、伝えたいことがフォーカスされ、より効果的に相手に伝えることができるようになります
上手な伝え方を知りたい!相手に「YES」を言わせるツボ教えます。
今回の記事ではベストセラーとなっている、佐々木圭一氏著「伝え方が9割」を参考に、仕事・転職・恋愛においてどうしてもYESを相手から引き出したい場面。
そんな場面で相手からのYESを引き出す、好印象で伝える。
伝えたいことをクリアにする方法について解説します。
人は1日になんと平均22回も「お願い」をしています。
ちょっとした仕事のお願いから「あれ取って」と言う感じまで。
そんな日常的にしている「お願い」の中でも、特に節目となるところで確実にYESを引き出したい❗️
「伝え方が9割」にはそんな時に使えるテクニックが満載です。
私の目線で仕事と転職、そして普段のコミュニケーションにも使えるように落とし込んでお伝えします。
関連記事>>【質問力】最高の答え導く「いい質問」。生み出すポイント徹底解説!
◆ 伝える際の3つ大前提 ◆
1.願いをそのまま言葉にしない
ポイント
- 仕事の場面なら「契約してください」
- 恋愛の場面なら「付き合ってください」
- 転職なら「私を採用してください」
と言ったように願いそのものを口には出しませんよね❓
これだけを言っても伝わりはしても「響くこと」はありません。
第1の原則として、希望をそのまま伝えないようにしましょう。
これは簡単ですね。
大切なのは次の2つです。
2.相手のメリット考える
自分が伝えたいこを伝える前に、何が相手のメリットになるのか❓
これを考えましょう。
ポイント
- 仕事の場面ならば「契約することで得られる」メリット(価格・他社との違いなど)
- 恋愛の場面なら「デート・出かける」メリット(美味しいお店など)
- 転職なら「あなたを採用する」メリット(企業が求める人材像など)
これらについてです。
お願いをするに当たっては「双方にメリット」があることが重要ですね。
そこを飛ばして考えると、勘違いや不快感を与えてしまいますので、第2の原則として覚えておいてください。
3.相手のメリットと合致させる
2でメリットを考えた上で、自分の「お願い」を相手のメリットに合わせていきます。
ポイント
- 仕事の場面なら「業務効率化やコストダウン」
- 恋愛の場面なら「好きなイタリアンのオススメのお店」
- 転職なら「自分の知識・経験との親和性」
と言ったように、
相手が「YES」と言うための要素と自分(自社)の要望をマッチさせる。
これが第3の原則です。
当たり前のように聞こえますが著書「伝え方が9割」によると、なかなかできていないのが現状なんですね。
次の項目では、伝え方の「ツボ」について解説していきます。
関連記事>>希望をエージェントにどう伝えたら良い?ありのまま伝える事が重要。
◆ 伝え方5つのツボ ◆
1.相手の好きなことで寄せる
例えばハンバーガーショップで「4分お待ちください」とだけ伝えたら「ファストフードなのに何でよ❓」となりますよね。
これを相手にメリットになるような伝え方に変換すると
ポイント
出来立てをお持ちしますので、4分だけお待ちいただけますか❓
これだけでだいぶ伝わり方が変わりますよね❓
4分待ったメリットとして「出来立てのアツアツが食べられる❗️」とお客様心理としては好意的に働くわけです。
また、飛行機が到着した際の降りる時です。
前方の方々はすぐに降りられますが後方の席の方は少し待たなければなりません。
そんな時、後方の方へ待つことがメリットになる伝え方は
ポイント
後方のお客様、ごゆっくりご準備くださいませ。
何だか、ゆっくりしてていいですよと言う「特別感」を与えることができるわけです。
こうして「相手のメリット」になる言葉を添えて伝えるように「枕ことば」となるものを一瞬考えてみてください。
2.相手の嫌いで避けさせる
これは1とは逆で「デメリット」を伝えて避けさせる方法です。
例えば、「芝生に入らないでください」と言う注意書き。
これだけでは入ってしまう人もいるかもしれません。
これにデメリットを加えた表現にしてみると
注意ポイント
農薬の匂いがつきますので、芝生には入らないでください。
こう書かれたらいやですよね❓
また、夜道で「痴漢に注意」と言う注意看板。
あれって痴漢を受ける側に書いていますよね。
「伝え方が9割」ではこれでは効果がないと言います。
そこでデメリットを付け加えた表現にすると、
注意ポイント
この地域では住民の皆様のご協力のおかげで痴漢を逮捕することができました。
誠にありがとうございます。
痴漢して逮捕された人がいるんだぞと警告をすることができます。
これらのように、その行為が相手のデメリットになる伝え方をすることで、その行動を回避させることもできます。
3.承認する
仕事の場面で部下に企画書作成をお願いしたい時、「この企画書作っといて」。
これでは「えー❓何で自分が❓」となり丸投げされた感じがしますよね。
これに対しまず承認を入れて
ポイント
君が前に作ってくれた企画書が上層部ですごく好評でね。
今回の企画も君の作ったのがみたいと言うんだよ。
他にもいるって言ったんだけど聞かなくてね。
作ってもらえるかな?
頼まれた方は嬉しいですねー。
私もこんな頼まれ方されたら「またまたー」とか言いながら、喜んで作っちゃいますね。
このように、普段の働きぶりだったりを承認してから依頼をする、という伝え方は相手の承認欲求を満たします。
4.決断 ➡️ 比較させる
これはNOをぼかす伝え方です。
例えば打ち合わせをお願いしたい時、「打ち合わせお願いできますか❓」と聞くとNOの選択肢も与えることになります。
なので、
ポイント
打ち合わせしたいんですけど
○日と●日どちらがいいですか?
この聞き方で「YES前提」で話を進めることができます。
YESかNOで検討させるのではなく、YESのなかでどっちがいいかを比較してもらう伝え方をしましょう。
アパレル店員も「お色はこれとこれだったらどちらがお好みですか❓」とNOをぼかしながら接客するテクニックを利用しています。
5.共同でする
例えば、部署などのゴミを拾って欲しい場合、「ゴミ拾っといてくれる❓」では「いやです」と言われて終わる可能性ありますよね❓
そこで、
ポイント
みんなで部署のゴミ拾おうかって言ってて一緒に拾ってくれる❓
これだけで「みんなでやるなら」「断りづらい」と言う心理状態になり協力してもらいやすくなります。
このように伝えたいことに「5つのツボ」を押さえておくことで望む結果が得やすくなります。
是非明日から使ってみてください。
関連記事>>退職理由は本音を言って大丈夫!本音を使って運命と出会う3ステップ!
◆「パワーワード」を作る5つの技術 ◆
ここでは「伝えたいこと」をより際立たせるためのテクニックをお伝えします。
前項の「ツボ」と合わせて使うとさらに効果的になります。
1.サプライズ 「!マーク+A」
これは伝えたいこと「A」の前に感嘆詞や一言を添えて強調する伝え方です。
分かりやすい、皆さんが知っているキャッチコピーで言えば
ポイント
- そうだ、京都いこう
- あっ!小林製薬
- お〜い!お茶
のように、直前に言葉を入れるだけでシンプルなことも際立って聞こえるわけです。
2.ギャップ 「NOT B but A」
これは伝えたいこと「A」の前にBじゃないと入れることで強調する伝え方です。
分かりやすい例で言うと
ポイント
事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってるんだ!
伝えたいことの「反対の意味」の言葉で際立たせるわけですね。
「今まで食べた全てのハンバーグがまずいと感じるほどこのハンバーグは美味しい!」と言った感じです。
3.体の反応 「反応+A」
これはよく新作映画のCMなどでみられるもので、お客さんが「面白かった!」と言うシーンで
ポイント
- もう喉がカラっから!面白かったです!
- 全身鳥肌です!面白かった!
と言った具合に面白くてどう反応したか。
これを表現する伝え方です。
好きな人に思いを伝える時にも食事後に、「今日はなんか味がしなかった。だって〇〇が食べたかったわけじゃなかったから。」なんて言われたらドキーっとしませんか❓
体の反応は共感が得やすい伝え方何ですね。
みんながわかる、同じ反応をイメージできますから。
4.リピート 「A+A」
日本のヒット曲や名曲などはほぼこれに当てはまりますね。繰り返しです。
恋愛の場面でも、
ポイント
- 君が好きだ。好きなんだ。
- 結婚しよう。僕と結婚してくれ。
これだけ書くとなんかクサいですが(笑)
繰り返すことで伝えたいことがより強調される伝え方ですね。
テレビショッピングの場面でもよく使われていますね。
5.クライマックス 「Aにマーキング」
これは伝えたいことを最後に一言添えて伝えるときの方法です。
ポイント
- 最後にこれだけ言わせて欲しい
- これだけは覚えておいて
この言葉に続けて伝えたいことをぶつける。
どれもそのことだけを伝えるよりも重要感があって心に残る伝え方です。
いざと言う場面には、ただ短調に伝えるのではなく、これらのツボとパワーワードを組み合わせて伝えてください。
関連記事>>人付き合いの正解がわからない。「思い込み」を利用する3ステップ!
伝えたい言葉のデコレーションで望む未来が目に前に
ここまでに紹介したのはほんの一例ではありますが、「伝え方が9割」ではもっとボリューム深く紹介していますので、気になる方は是非読んで頂く事をお勧めします。
この「ツボ」とそれを押す「パワーワード」をメモっておけば、あなたが伝えたい相手の好きな事に寄せて、嫌いな事を避けて、自然に「メリットを提示しながら伝える」ことができるようになります。
ポイント
それができればもう「コミュニケーション巧者」です。
あなたの周りには人が集まり、いつも話題の中心になることができます。
- 独身のあなたは意中の異性へのアプローチに、
- 仕事で成果を出したい方には周囲への協力依頼や商談の場面で
- 転職活動の方は自分を採用するメリットを
好印象を持って伝えることができ、望む未来がやってきます。
SNSが発達した時代だからこそリアルな場面でのコミュニケーションはより重要さを増しています。
このテクニックを駆使して相手との距離を近づけていってくださいね。
心から応援しています。
著書が気になった方は是非読んで頂く事をお勧めします。
check>>伝え方が9割
続編の「2」も絶賛発売中です。
check>>伝え方が9割 2